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何をつくるか、それが問題

執筆者の写真: SCGR運営事務局SCGR運営事務局

20周年記念セミナー

設立20周年記念ノベルティチーム




ノベルティは少し検索するだけで山のように制作候補が出てきます。その中からどんな物を作るのか、何を基準に選ぶのか、迷うケースも多いのではないでしょうか。


今回の制作では、企画段階でまずコンセプトを決めました。「住友商事グローバルリサーチの20周年達成と日頃の感謝を支援者の方々に伝える記念品」です。活用シーンについては、主な配布機会はセミナーおよび面談や出張で、お渡しする先は住友商事グループ内外のビジネスパーソンや専門家と想定されました。長い付き合いの所もありますし、不特定多数ではありません。この20年を支えてくださった方々へのお礼にもしたいと考えての決定でした。


ただ、社員40名に満たない小規模なインハウスシンクタンクで、予算も限られる中で何ができるのか。


メンバー内でもいろいろと相談しましたが、ノベルティは会社として配るものです。ここは社内全体を巻き込もうと、具体例付きの企画書を共有して、第一回社内アンケートをオンラインで行いました。


使用したツールはマイクロソフトのFormsです。どのような品が良いと思うか、どのような特性があることが望ましいかなど、できるだけ幅広い意見が欲しかったので、自由回答欄を多めに設けました。その結果、ノベルティ候補は大幅に増え、何より「使える」と感じるアイテムには、かなり個人差があることがわかりました。例えばメモをよく取る人にはノートは必須ですが、デジタル化が進んだ今ではノートを全く使わない人もいるわけです。


多様化した候補を絞り込むために実施したのが第二回アンケートでした。忙しい中でも気軽に回答できるよう、出てきた候補は整理してカテゴリー別に並べ、設問数は第一回アンケートの13問から4問へと絞りました。また、文言は、第一回以上に自分事として考えられるように注意しました。以下の図はその一例です。その結果支持が多かったのが、多機能ペン、環境に配慮したリサイクル素材を使用したペン、プラスチック不使用のクリアファイル、お菓子の4種類でした。



そこからは4種類それぞれについての絞り込みです。予算はもちろん注文先の事業者、メーカーなどもチェックしながら具体的な品物レベルまで落とし込めたのが9月後半でした。そして社内投票にかけた4品の内、約6割の支持を集めて二位以下に大差をつけたのが多機能ペンでした。


正直、ペンはノベルティとしては定番です。でも今回の経験で、それだけ万人向けで実用的だからこそだということがよくわかりました。また、書きやすさを考える中で、芯の太さにもいろいろあることなど、その奥深さも初めて認識しました。


なお制作担当としては密かに具体的な品物選び部分でこだわっています。「シャープペン+2色ボールペン」という組み合せと、書き味に定評があり、替え芯の入手もしやすいシリーズの選択です。実用品として「使える」ノベルティにするべく、一本でほとんどの作業がこなせて、書き味も保証付きのペンを追求したのでした。



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