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【#11】アジア新興国の20年~グローバル化と地政学の時代の中で
アジア新興国の20年について、個人的な経験を交えて、私なりに思うところを述べたいと思います。
まず東南アジアについて述べますと、25年くらい前に、私は初めてこの地域と仕事で関わりました。1999年に外務省に入り、ASEAN担当課に配属されたときです。
2024年11月11日
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20周年記念セミナー開催後報告
10月18日セミナー「住友商事グローバルリサーチ(SCGR)設立20周年記念イベント:複雑化する世界での視点と発想」を大手町プレイスで開催しました。SCGRに所属するエコノミストとアナリストがパネリストとして登壇し、本間隆行(経済担当部長・チーフエコノミスト)がモデレーターを務め
2024年11月1日
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【#16】変化率と水準
消費者物価を考える上で、上昇率が注目されています。例えば、金融政策の先行きを見通す上で、消費者物価指数の上昇率の役割が大きいからです。連邦準備理事会(FRB)は平均2%の物価目標を掲げています。また、欧州中央銀行(ECB)は2%の中期目標を、日本銀行も2%の物価安定目標を設定して
2024年11月1日
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【#10】過去20年間の経済・人口構成・市況の変化
住友商事グローバルリサーチ(SCGR)は2024年、前身の住友商事総合研究所の設立から20周年を迎えました。20年前の2004年といいますと、ベルリンの壁崩壊から15年、通貨ユーロ誕生から5年、BRICSという言葉が誕生して3年、Facebook創立の年、初代iPhone発売の3
2024年11月1日
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【#9】「複雑化する世界での視点と発想」から振り返る日本経済の20年
身近な日本経済の過去20年を振り返ると、ちょうど「失われた30年」の後半に相当します。当初は、失われた10年と呼ばれていたものが、20年になり、30年になりました。しかし、幸いにして、失われた40年という話は広がっていません。日本経済が失われた30年から脱却した、もしくは脱却し
2024年10月24日
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【#15】賃上げ気運と実感のなさ
物価が依然として高いままです。総務省「消費者物価指数」によると、8月の消費者物価指数は前年同月比+3.0%となりました。上昇率の直近ピークは2023年1月の+4.3%であり、電気・ガス価格激変緩和対策が2023年2月以降、上昇率を抑制しました。しかし、電気・ガス価格激変緩和措置が
2024年10月18日
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【#14】一歩先を行くユーロ圏
ユーロ圏の物価上昇率は、一足先に2%に到達しました。EU統計局(Eurostat)によると、9月の消費者物価指数(HICP)は、前年同月比+1.8%となり、2021年6月以来3年3か月ぶりに2%を下回りました。単月とは言え、欧州中央銀行(ECB)の中期目標である2%を下回ったこと
2024年10月7日
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【#13】難解な例え話
分かりやすくするために、例え話をしたら、余計に分からなくなった。誰しもそのような経験があると思いますが、金融政策を決めた後の記者会見でも、たまに面白い(よく分からない)やり取りがあります。例えば、以下は、欧州中央銀行(ECB)ラガルド総裁の記者会見での回答です。
2024年9月24日
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【#8】中国の20年、地域大国からグローバル大国へ ~ごく身近な体験から
この20年間で、中国がいかに大きな変貌を遂げたかというのは、特に中国と関わりが深い人でなくとも容易に想像いただけると思います。20年というのは、生まれたばかりの赤ん坊が成人してしまう時間ですから、誰にとっても決して短い時間ではありませんが、中国の20年は、他国の50年くらいに匹敵
2024年9月13日
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【#12】違いを分かるようになりたくて
中央銀行や経済官庁の景気判断などの文言には、独特のわかりにくさがあります。例えば、中銀の声明文で、一語変わったことの意味が話題になることも少なくありません。あまり本質的ではないような気がする一方で、何かしらの意図があるのではないか、と考えてしまうことも事実です。また、景気判断でも
2024年9月11日
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【#11】金融当局の声明文を読んでみる
ビジネスの場面でプレゼン資料を作るときに、金融政策を前提条件として、話を組み立てていくことが少なくありません。その理由として、民間企業は金融政策自体を決めることができないこと、多くの生産者や消費者がそれぞれ意思決定している世界は判断基準が分かりにくい一方で、金融政策の意思決定者は
2024年9月9日
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【#10】SC Kaleidoscope観戦記~昨年は夏枯れ、今年は枯れず
8月22日、第22回MIRAI LAB PALETTE×SCGR企画SC Kaleidoscope*が開催されました。SC Kaleidoscopeでは毎月MIRAI LAB PALETTEで時事テーマを議論し、会場では社内外の人と双方向で議論・交流を深めています。この回のテーマ
2024年9月3日
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【#9】映画『グラン・トリノ』に見る米国の中のアジア
クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた映画『グラン・トリノ』(2008年公開)は、同氏の代表作の一つで、ご覧になった方も多いと思います。主人公は、デトロイトにあるフォードの自動車工場で働いていたポーランド系米国人。従軍経験のある精悍な老人ですが、妻に先立たれ、子どもとも離れ
2024年9月2日
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【#7】過去20年の中東・北アフリカを振り返って~「アラブの春」と私
過去20年間の中東・北アフリカを振り返ったときに最も大きな出来事といえば、やはり2010年末から2011年にかけて発生した「アラブの春(Arab Spring)」ではないでしょうか。「アラブの春」とは、北アフリカのチュニジアから始まり、エジプト、リビア、シリアなど他の中東・北アフ
2024年8月28日
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【#8】インド映画とナショナリズム~『RRR』、『バーフバリ』、『ラガーン』
インド映画『RRR』が2022年に世界中で大ヒットしました。ご覧になった方も多いかと思います。私も公開後すぐに映画館に見に行き、大いに楽しみました。超高速ダンス「ナートゥ・ナートゥ」がアカデミー賞歌曲賞を獲りましたが、あの場面は、ロシアがウクライナ侵攻する前にキーウで撮影したと聞
2024年8月21日
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