2 日前20周年記念コラム【#13】「複雑化する世界での視点と発想」から展望する経済成長の今後の20年長期的に経済を考えるときの視点として、例えば、「循環」と「構造変化」が挙げられます。「循環」は景気循環のように、それぞれの因果関係に基づいて短期から長期まで幅広い期間で捉えられます。ただし、循環なのでいずれ元の位置、もしくはそれに近い状態に戻ってくることが前提になります。それに対
11月14日20周年記念コラム【#12】サブサハラ・アフリカの20年を振り返ってサブサハラ・アフリカ(以下、サブサハラ)の20年は、「中国との20年」。個人的にはこの一言に尽きると思っています。2000年以降、資源価格の上昇に沿って緩やかに成長を遂げたサブサハラ経済(図参照)を支えたのは、「世界の工場」として発展した中国による旺盛な資源需要でした。2024年
11月11日20周年記念コラム【#11】アジア新興国の20年~グローバル化と地政学の時代の中でアジア新興国の20年について、個人的な経験を交えて、私なりに思うところを述べたいと思います。 まず東南アジアについて述べますと、25年くらい前に、私は初めてこの地域と仕事で関わりました。1999年に外務省に入り、ASEAN担当課に配属されたときです。
11月1日20周年記念セミナー20周年記念セミナー開催後報告10月18日セミナー「住友商事グローバルリサーチ(SCGR)設立20周年記念イベント:複雑化する世界での視点と発想」を大手町プレイスで開催しました。SCGRに所属するエコノミストとアナリストがパネリストとして登壇し、本間隆行(経済担当部長・チーフエコノミスト)がモデレーターを務め
11月1日わたしたちの日常【#16】変化率と水準消費者物価を考える上で、上昇率が注目されています。例えば、金融政策の先行きを見通す上で、消費者物価指数の上昇率の役割が大きいからです。連邦準備理事会(FRB)は平均2%の物価目標を掲げています。また、欧州中央銀行(ECB)は2%の中期目標を、日本銀行も2%の物価安定目標を設定して
11月1日20周年記念コラム【#10】過去20年間の経済・人口構成・市況の変化住友商事グローバルリサーチ(SCGR)は2024年、前身の住友商事総合研究所の設立から20周年を迎えました。20年前の2004年といいますと、ベルリンの壁崩壊から15年、通貨ユーロ誕生から5年、BRICSという言葉が誕生して3年、Facebook創立の年、初代iPhone発売の3